永遠のうたかた





「…ルージュは、強いね」
ぽつりと、私は言った。
ルージュに向けて。反面、どこか私自身に言い聞かせるように。
それでもルージュは、長い銀髪を揺らしながらその端正な顔をこちらに向けた。
「逃げようとは思わなかったの? 双子の兄弟を殺す、なんて、そんな非人道的な目的から。
殺さない為に、殺されない為に、初めから資質を集めないとか、そんなの放って旅を続けるとか、そうしようとは思わなかったの?」
京のリージョンで知った、ルージュの真の旅の目的。
あの時のことは、今でも忘れられない。
ルージュは術の資質を得る為に旅をしてきた。けれどその全ての資質を集めた先にあるのは、血を分けた双子の片割れとの殺し合い。
故郷マジックキングダムの望む完全な術士になる為に、双子の兄を、ブルーという名の青年を殺す。
全てはその為に旅をしてきたのだと、彼はそう言った。
「そうだね。そうすることもできたかもしれない」
しばしの沈黙の後に、ルージュは溜息のような息と共にその言葉を吐き出した。
深い、真紅の瞳には何かに揺らいでいる、ようにも見えた。
けれどルージュは一度目を閉じると、顔を上げた。その双眸には、迷いは無かった。
むしろ穏やかな笑みさえ浮かべて。
「でも、僕はそうしなかった」
「どうして?」
「ブルーも同じ、だからだよ。ブルーも僕を殺して完全な術士になるよう命を受けて、資質を集めて、術を鍛えて。
きっとそれは自分自身とマジックキングダムの為に。ブルーもそうして旅をしてきたんだろうに、僕一人だけ逃げられないよ」
「…そっか」
私は嘆息した。ルージュの言いそうな答だった。
本当はブルーを殺したくないと思いながら、ブルーのことを考えている。だから尚更、逃げるわけには行かないと。ブルーの、為にも。
「私は、逃げたけどね」
それで私は、少し自嘲するように笑った。 
「それが私の旅の、始まりだった」
あの陰鬱なファシナトゥールから。
私に血を分け与えた妖魔の君から。
半妖という、強制的に押し付けられた運命から。
逃げることから始まった私の旅と、資質を求めることで始まったルージュの旅とでは、そもそも起点から違う。
それでも、ルージュにもまた逃げるという選択肢はあったのに。
「でも、君はちゃんと立ち向かったじゃないか」
意外そうに目を丸くしたルージュにどこか気圧されて、私は言葉を選びながら、答えた。
「それは…旅の途中でたくさんのことを知ったからだよ。ルージュやエミリア、リュートにゲンさん……それに白薔薇。みんなと一緒に…色んなことを学んだからだよ」
それは一言では説明しきれない。
逃げることから始まった旅ではあったけれど、その中でたくさんの人達と出逢った。
力を合わせて敵を撃退したり、何気ないお喋りをしたり、遺跡を探検したり、そしてそう、強くなるために術の資質を集めたり。
その一つ一つの瞬間が、この上なく得難いものだと、そう思った。半妖とか、そんなことは関係なしに、みんな私と接してくれた。アセルスという私個人に。
私は私のままで良かった。半分妖魔になろうと何だろうと、私は私でしかなかった。
それに気付かされたのは、みんなのおかげだ。だからこそ、その時私は逃げないで、あの人に向かおうと思った。
「僕も一緒だよ。キングダムにいた頃は知らなかったたくさんのことを、僕はこの旅で知ったんだ。立ち向かう強さも、皆から教わった。
ブルーを殺す為の旅だったけど、僕はみんなと一緒にいられて本当に、楽しかったんだよ」
ルージュの顔に浮かぶのは、零れる程の微笑。
ああ、それなのに。
何故か酷く儚く見えて、私は何も言えなくなった。
対決なんて放り出してしまえばいいって、逃げればいいって、本当はそう言いたかったのは私の方だった。
「だからこそ、逃げるわけにはいかないよ。それに……」
何となく、その先の言葉は私は予想がついた。
そうしてルージュは言った。
「きっと、ブルーもそうなんだろうから」
やはり、予想通りだった。









「…行くんでしょう。ルージュのことだから、きっと一人で行くんだろうって思ってた」
「駄目だって言っても、君のことだから付いてくるんでしょ?」
同じように言葉を返してきたルージュが何だか可笑しくて、私は笑った。
その日の朝早く、空がまだ暗い頃。
みんなが眠っている間に、一人でブルーとの対戦の場に向かおうとするルージュを私は引き留めた。
一人で行って、そのまま帰ってこなかったら。
目の前で死の瞬間を見るのも恐ろしいけれど、もう二度と戻ってこないと分かっている人を待ち続けるのも辛さは変わらない。
むしろ、どこか知らない遠い場所で勝手に、彼がいなくなってしまうことの方が怖い。
だから私は、半分無理を言ってルージュについて行こうとした。ルージュが負けると決まったわけじゃない。倒れるのは、ブルーの方かもしれないのだ。
「どっちにしても、君は僕が死ぬところか、僕がブルーを殺すところか、いずれかを見ることになるんだよ。それでも…」
「それでもいいよ。私の知らないところで、ルージュがいなくなっちゃうことの方が嫌だ!」
白薔薇が闇の迷宮に取り残されたことを知った時の感情を思い出す。
迷宮を抜け出して、何も知らずに喜んでいた自分がひどく愚かしいとさえ、後になって思った。
あの時と同じようなことを、繰り返したくはない。たとえエゴだとしても。
自分の預かり知らぬところで、彼が遠くに行ってしまうかもしれないなんて、考えたくなかった。
この目で結果を見た方が、随分ましだと思えた。少なくともこの時は。
「分かったよ、アセルス。一緒に行こう」
ルージュはいつものように穏やかに笑って、頷いてくれた。意外にもあっさりと。
ルージュは私と手を繋いで、もう片方の手でゲートの術を発動させながら、けれど小さく聞こえるか聞こえないかくらいの微かな声で、こう言ったのだ。
「本当は、みんなには見せたくないんだ。僕がブルーを殺すところも、僕がブルーに殺されるところも。だから一人で行こうと思ってた。ずっと前から。
でも、一人でも僕の行く末を見届けてくれる人がいることが…もう半分の気持ちで嬉しいんだ。
ありがとう、アセルス。それは僕は感謝するよ」
それは、この上なく、優しい声色だった。
そうしてゲートをくぐった先に広がった空間にあったのは、浮かぶ月が重く垂れ込めた暗い空を背景にした切り立った山。
その上で、ルージュと同じ顔をした青い法衣を纏ったその人は待っていた。ルージュの双子の兄、ブルー。
まるで剣山のような、足場の悪い岩山がルージュとブルーの戦いの場だった。
ブルーは長い金髪を後ろ頭の高い位置で結っていて、流れる髪は月の光を反射して、仄かに黄金色に輝いていた。その瞳は、ルージュとは真逆の、深い青色。
ブルーはルージュと同じ顔立ちをしていたけれど、その表情は冷静、というよりもどこか冷めていて、その奥に押し殺したような殺意が見えた。
そうしてその彼のやや後ろ、下段の岩の上には、恐らくは彼の仲間であろう人達が四人ばかり控えていた。旅の途中、何度か見かけたことのある顔もいくつかあった。
ルージュの予想通り、ブルーもまた旅の途中で得た仲間と力を合わせて資質を集めたのだ。
「それじゃあ、行ってくるよ」
さらりと、軽くルージュは言ってのけた。これから死闘を演じることなど感じさせないくらいの明るい声で。
またすぐに戻ってきそうな、そんな風な調子で。
「あ、ルージュ!」
私が呼び止めた時、彼はもう遠くの岩場にひらりと飛び乗っていたけれど、ちゃんと振り向いてくれた。
「気を付けて、ね」
月並みだけれど、そんな言葉しか言えなかった。それでもルージュは笑ってくれた。
軽く手を振ると、今度こそ、ルージュはブルーと対峙した。
「初めまして、ブルー。…いや、久しぶりって言った方が正しいのかな」
ルージュはあくまでも微笑を湛えたままでブルーに話しかける。
生き別れた双子の感動の再会、とはとても呼べないシチュエーションだけれど、少なくともルージュはブルーに逢えたことを喜んでいる、そんな風に私は感じた。
「御託はいい。さっさと始めるぞ。俺は貴様を倒して、完全な術士になる為にここまで来たんだ」
旅の目的をそのまま諳んじるように、ブルーはルージュにそう返した。
声すら、ルージュのそれと全く一緒だった。けれどブルーの声色は、ルージュよりずっと冷たくて、ほんの少し低くて、そして微かに何かにけしかけられているような、そんな印象を受けた。
「戦いをしない、ってわけにはいかないようだね」
ルージュはそれで少し残念そうに笑って、すぐに表情を鋭いものへと変えた。
旅の途中に何度も見た、いやその時以上に真剣で、鬼気迫るような術士としての顔。同時にルージュは両手に魔力を集中させ始めていた。それはブルーも同じだった。
二人の周囲を魔力の壁が包んだ。結界だった。何人たりとも、この儀式の邪魔をさせない為だろうか。
「行くぞ!」
最初に飛び出したのはブルーだった。放ったのは魔術の一つインプロージョン。ルージュもそれで幾度も私達の危機を救ってくれた。魔術の初歩ともいえる術だ。小手調べのつもりなんだろうか。
対するルージュが紡いだのはエナジーチェーン。同じく初歩的な術。同じ質の魔力と魔力がぶつかり合い、相手にぶつかることなく術は弾けて消えた。
それを見て、ほっと胸を撫で下ろす自分がいた。偉そうなことを言っていて、本当は私は怖いのだ。ルージュが死ぬのも、殺すのも。
けれどどちらを取るか言われたら、私はルージュの生を取る。ルージュというその人に死んで欲しくない。それ以上の理由は要らない。ルージュに生きていて欲しい。
だから私はただ祈るように、二人の戦いを見ているしかなかった。







……月がほんの少し、沈んだ頃。
地に倒れ伏したのは、ルージュの方だった。
ブルーは呆けたような顔をして、背後の岩肌に体を預けて突っ立っている。術と術とのせめぎ合いで、彼もまたボロボロだった。どちらが倒れてもおかしくなかった。
それでも倒れたのは、ルージュの方だった。
「………」
名を呼ぶ声は声にならず、私はその場に駆け寄った。周囲を覆う結界は消えていた。もう他者の介入を拒まない、そのことからも、ブルーの勝利にこの勝負が終わったことが如実に分かった。
「……ルージュ」
呆然と、私はその名前を呼ぶしかなかった。
足元でうつ伏せに倒れているルージュは、服装や肢体こそ傷つき血に塗れていたものの、表情だけ見れば、まるで眠っているみたいだった。陳腐な表現だがそうとしか言いようがなかった。
驚くほど穏やかに、ルージュは息絶えていた。
頭の中が真っ白、とは、きっとこういう時のことを言うのだろう。目の前の光景に感情がついていかない。ぼんやりとしたまま、私はルージュを揺り起そうとしていた。
「ルージュ。ルージュ、しっかりしなさいよ……このくらいで倒れるあなたじゃないでしょう? ねぇ、目を開けてよ、ルージュ、起きてよ」
壊れたオルゴールのように、私はルージュの名を連呼していた。
そんなことをしてもルージュは生き返りはしない。頭の中の冷静な部分がそう判断を下す。けれど意志とは裏腹に口は勝手に動き続けた。
「ルージュ、こんなの嘘でしょう。あなたが死ぬはずないじゃないか。起きてよ、ルージュ、ルージュ……!」
もはや自分でも何を言ってるのか分からない。
ただ、無性に涙が零れた。次から次へと涙がルージュの動かない体に落ちて行った。
もう動くことの無い、体に。
「……お前は、ルージュの仲間か」
ルージュと同じ声、けれど僅かに低い声が背後から聞こえた。
ルージュはここにいる。声の主はブルーしかいないだろう。
一体どんな顔をして私に話しかけているのか。
怒りがふっと浮かび上がったけれど、私は振り向かないままで答えた。
「そうよ。ルージュは私の、私達の仲間だった。大切な仲間だった。ルージュの穏やかさに私達がどれだけ救われていたか、あなたは知る筈も無いんでしょうね。
ルージュは戦いの時もいつだって、術で私達をサポートしてくれた。それを抜きにしたって、ルージュは私達にとって、かけがえのない存在だった……!」
ブルーに言っている、というよりも半分ひとり言のように私は言葉を紡いでいた。
ブルーはそれに何の言葉も返しては来なかった。
「死んで欲しくなかった。生きていて欲しかったよ。こんな戦い放り投げて、遠くに逃げてくれれば良かったんだ! でも、ルージュはそうしなかった。立派だよ、強いよ、ルージュは! でも、だから……!」
不思議と涙は出ない。どうしてこんなことに、って、そんな思いの方が強かった。それでも目頭は燃えるように熱い。堪らず顔を両手で覆って、私は頭を振った。
だから気が付かなかった。目の前のルージュの亡骸が、少しずつ薄くなって消えていくのに。その場に漂っていた魔力のかけらのような光が、ブルーに吸い込まれていくのに。
「…どうやらルージュはお前にとって、大切な存在だったようだな」
「だったら何だって言うのよ!」
ルージュを殺しておいて、悪びれもせず他人事のように言ってのけたブルーに、私はついに振り返った。一度たがが外れたら止まりそうも無かったから、恨み言は言うまいと思っていたのに、もう我慢できなかった。
ブルーは相変わらず、どこか遠くを見ているような目をしていた。頭に血が上った私は、ブルーにつかつかと歩み寄るとその襟首をがっと掴んだ。
「あんたが殺したのよ! そのルージュを、あんたが! ルージュはあんたとの戦いなんて望んで無かったのに…!」
「…どちらが勝っても結果は同じだ」
「なっ……!」
私の言葉をまるっきり無視してさらりと言ってのけたブルーに、私はまたカッとなった。
思わず拳を振り上げかけ、けれどブルーは私の予想の範疇を超える言葉を連ねていった。
「どうやら俺達は……俺とルージュは、元々は一人の人間だったらしい。魔術で二人に分けられて、そうしてこの対決を経て再び一人に戻るように仕組まれていたようだ。一人になったからこそ、初めて分かった……」
「な、何言ってんのよあんた……!?」
そんな突拍子も無い話、俄かに信じられるだろうか。
思いっきり疑う顔を私はしていたのだろう、ブルーは静かに私の背後を指し示した。
そうして振り向いて私は仰天した。血の痕だけを残して、ルージュはその場からすっかり消え失せていた。
「俺はこれから、マジックキングダムに戻る。何故俺達は二つに分けられなくてはいけなかったのか、それを知りたい」
ブルーの言葉を背後に聞きながら、私はふら、とルージュがいた場所に歩を進めた。
そのまま力なく崩おれる。ついさっきまで、ルージュはここにいたのに。ここにいたのに。
一体どこに消えたのか。まさか本当に、ブルーに吸収された、とでも?
「お前も、来るか?」
そっけない誘いの言葉に、私は無意識のうちに首を横に振っていた。
もし、勝っていたのがルージュだったのなら、私は頷いていたのかもしれない。
真実を問いたいと思う気持ちすら、あまりの事態に、沸いてこないようだった。
呆然と、私はルージュの残した血溜まりを見下ろしていた。
ブルーの背後に彼の仲間達が集まってきた気配がする。それでも私は振り向かなかった。
最後まで立っていたのがルージュだったら。逆の立場になったのかもしれない。
「行こう、マジックキングダムへ」
ブルーがゲートの呪文を詠唱する声が聞こえる。その声はやはりどこまでもルージュに似ていた。
背後の空気が変わり、彼らが亜空間に移行しつつあることが分かる。
「……ごめんね、アセルス」
その声は紛れも無く、ルージュのそれだった。
弾かれたように私は振り向いた。
そこにはもう誰もいなかった。








それから数日後、オルロワージュのいなくなった針の城の玉座で、私はマジックキングダム崩壊の報せを聞いた。
マジックキングダムが学院の地下に隠密裏に封印していた、地獄というリージョンの結界が破られ、そこから溢れ出してきた魔物に滅ぼされた、と。
そうしてそれを食い止めるために、一人の術士とその仲間達が地獄に乗り込み、君主と呼ばれる地獄の統括者を打ち破ったと。その後、そのリージョンの封印を内側から施すために、術士はただ一人地獄に残ったと。
何とも言えない、気分になった。
ブルーがマジックキングダムで何を知り、何を思ってそうしたのかは分からない。
ただ彼は一人地獄に留まる事を選んだ。結果的に、この世界と、そこに息衝くすべての者の為に。
もしも、ルージュだったら。
ふと、私はそんなことを考えた。
もしも、あの戦いで生き残ったのがルージュだったら。
きっと彼も、ただ一人地獄に残ることを選んだだろう。確信はないが、強くそう思う。あの人なら、いや、あの人も、きっとそうした。
どちらが勝ったとしても、世界はあの二人に、自分の身と引き換えにこの世を守ることを課したのだ。
ルージュが私達と過ごした時間。
ブルーが仲間達と過ごした時間。
それすらもただの、うたかたの夢だったのか。
―――いや。
「ルージュ。私は、忘れないよ」
窓を開けて、相変わらずの陰鬱な空に私はそう呼びかけた。
ルージュと、ブルーが守ってくれたからこそ存続するこの世界。妖魔では無い、けれど人でも無い者、半妖として私はこれからも長い間生き続ける。
その長い時間、私は語り続けよう。かつて、この世には二人の術士がいたと。長い時が流れても、それは決して、幻などでは無いと。
長い時の中にしてみれば、ほんの短い出来事でも、そのうたかたをずっと謳い続けようと。
彼らは確かに、この世界に存在していたのだと。
「アセルス様。ヒューズさんがお待ちですわ」
「分かった。すぐ行くって伝えて、白薔薇」
闇の迷宮から解き放たれ、オルロワージュの支配からも離れ自由になった白薔薇がドアの向こうから私に声をかけてきた。
短く返事を返し私は手早く支度を済ませる。
秘術の資質集め以来、浅からぬ付き合いのIRPO隊員ヒューズの案内で、私達はこれからマジックキングダムに行く。
あの人達の故郷を、この目で見てくるのだ。




<END>











何かわけわかめな話に…。
要はルージュ(とブルー)といた時間はほんのわずかだったけれどずっと忘れないよってなことを書きたかったんだが…うーん;


実際、ブルー編のあのエンドの後はプレーヤーが自由に想像して下さいってなことで、個人的にはブルー(ルージュ)は地獄から帰ってきて、本当の双子、つまりは二人の人間を無理矢理一人にしたということで二人を合わせていた術に無理が生じてまた分裂する、ってな説を押すのですが。
もし、地獄の中からじゃないと封印が施せないっていうのなら、ブルーも、ルージュも、きっと一人残って地獄を封印するんじゃないかなぁと、そんな風にも思ってこの話が思い浮かびました。


ルージュとアセルスの二人は境遇は違うけどどこか立場が似てて、何か惹かれるものを感じ合う二人…と思ってますのでこのカップリングは大好きです。



2008年7月8日



戻る