「・・・・よし、こんなもんでいいだろ」
「そうだな。うん、なかなかの出来だな」
「だよなー! 頑張った甲斐あったな、一馬!」
「ああ、結人! 俺達頑張ったな!」
「・・・・ちょっと、何を早朝から騒いでんの二人とも」
「あ、おはよー英士」
「実はさ、俺と一馬で一晩中、罠作ってたんだ」
「罠、って」
「ホラ、見てくれよこの落とし穴!」
「力作だろ!?」
「・・・・・・・・・・・。」
「(ぼそっ)英士の奴、あまりの出来に言葉失くしてるぜ♪」
「(ぼそっ)ああ。ほんと俺達頑張ったな!」
「・・・・あのさ二人とも、言いにくいんだけど、」
「ん? 何だ英士」
「遠慮すんなって。はっきり言ってくれよ!」
「・・・・せっかく作ってくれたのに悪いけど、このエリア、あと一時間で禁止エリアだよ」
「「マジ!?」」
「さっきの放送で言ってたでしょ。聞いてなかった?」
「う・・・作るのに夢中で聞こえなかった・・・・」
「それに、深く掘ってあっていいんだけど、こうあからさまに落とし穴って分かるものに引っかかる馬鹿はいないと思うよ」
「「・・・・・・・・・・・。」」
「せっかく頑張ったとこ悪いけど、ほら、移動の準備しよう」
「「オレタチノドリョクッテイッタイ・・・・_| ̄|○」」
「ほらほら、気持は分からなくも無いけど、いつまでも落ち込んでないで行くよ」
「ハァ・・・・そうだな・・・・」
「でも、くっやしいなぁ。次の潜伏場所でリベンジだ。今度はもっとすごい罠作ってやる! なぁ、一馬!!」
「ああ、結人!!」
「・・・・・・今度は落とし穴は作らないでよ?」



<おわる>








またギャグかいこの三人。しかも今回、ギャグっていうにはちょっと微妙か(汗)
落とし穴を掘ってる結人と一馬が思い浮かび書いた次第です・・・・。


2004年1月1日




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